1999年総評
ビッグヒット発生の年であった。アルバムは宇多田ヒカルが空前の760万枚を売り上げを記録し、
シングルでも「だんご3兄弟」が300万枚近くを売り上げた。
両者ともCD購入層を広めた功績は大きいが、社会現象として一過性であった点も否めない。
リスナーも二分化され、鈴木あみ・浜崎あゆみ・モーニング娘。などの表層的に楽しめる音楽を聞く層と、
Dragon Ashや椎名林檎などの、より精神的な面で音楽を求める層にはっきり分かれたのが興味深い。
前者が多額な広告費を費やしたメディア戦略で広まるのに対して、
後者はライブハウスなどからいわゆる「口コミ」で広まる事が多く、
音楽機材の発達で誰でも簡単に曲が作れ、カラオケ文化により歌がうまいだけで 簡単にデビューできる時代になっても、
一部聴衆は「歌い手の生の姿」を見て優劣を判断することができている証でもある。
実際に聴衆の「目と耳」で判断されているので、メディア戦略や「録音技術によるごまかし」 がないため、そこには虚偽がない点が評価できる。
ここ数年、「歌謡曲」と「ロック・ポップス」のボーダレス化が進んでいたが、
ここにきて再び本来の姿へと分化されてきたようだ。
reflectionsが選ぶ 1999年BEST ALBUM
①角松 敏生「TIME TUNNEL」
②佐野 元春
「Stones and Eggs」
③SHADY DOLLS
「Acoustic Night」
④GODIEGO
「What a Beautiful Name」
⑤Piccadilly Circus
「Piccadilly Circus」
1999年アルバムセールスBEST 10
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宇多田ヒカル
「FIRST LOVE」
761.7万枚
-
ZARD
「ZARD BEST The Single Collection」
300.8万枚
-
globe
「CRUISE RECORD 1995-2000」
276.3万枚
-
浜崎あゆみ
「LOVEppears」
252.1万枚
-
GLAY
「HEAVY GAUGE」
235.8万枚
-
L'Arc～en～Ciel
「ark」
227.5万枚
-
Every Little Thing
「Every Best Single+3」
224.9万枚
-
L'Arc～en～Ciel
「ray」
213.8万枚
-
鈴木あみ
「SA」
187.9万枚
-
Mr.Children
「DISCOVERY」
181.4万枚
1999年シングルセールスBEST 20
-
速水けんたろう、茂森あゆみ、>ひまわりキッズ、だんご合唱団
「だんご3兄弟」
292万枚
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宇多田ヒカル
「Addicted To You」
165万枚
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GLAY
「Winter,again」
164万枚
-
浜崎あゆみ
「A」
162万枚
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坂本龍一
「ウラBTTB」
153万枚
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モーニング娘。
「LOVEマシーン」
137万枚
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宇多田ヒカル
「Automatic」
121万枚
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L'Arc～en～Ciel
「HEAVEN'S DRIVE」
112万枚
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KinKi Kids
「フラワー」
104万枚
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浜崎あゆみ
「Boys&Girl」
103万枚
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Something ELse
「ラストチャンス」
100万枚
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Dragon Ash
「Grateful Days」
92万枚
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GLAY
「ここではない、どこかへ」
92万枚
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嵐
「A・RA・SHI」
90万枚
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GLAY
「サバイバル」
90万枚
-
宇多田ヒカル
「Movin' on without you」
88万枚
-
Sugar Soul feat. Kenji
「Garden」
88万枚
-
鈴木あみ
「BE TOGETHER」
86万枚
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KinKi Kids
「雨のMelody」
83万枚
-
hiro
「AS TIME GOES BY」
81万枚
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