1994年

1994年総評

円高の影響で輸入盤をメインとした外資系レコードショップが進出し始めた。
それにともなって、登場したのが「渋谷系」なる言葉。ただし、渋谷系と呼ばれたアーティスト の中には、自分が渋谷系であることを知らなかった人もいたようにメディア先行のブームであった。

また、TMNを終了した小室哲哉のプロデュースワークの快進撃が始まったのもこの年である。
TMN解散後のインタビューでも語っていたが、小室氏は海外進出を目指しており、 成功するには「自分が歌う」のでなく、「プロデュースドTK」などで知られるほうが成功への 近道であると語っていた。
また、予想しなかったカラオケブームにより「聞いてすぐ覚えられる」曲作りをするように 軌道修正をせざるを得なかったとも語っている。
結果的には、あらゆるレコード会社が「小室に習え」でこぞって、「プロデューサー××」などと 著名人をプロデューサーに祭り上げたことが後のプロデューサーブームを引き起こしたのであり、 小室批判をする人たちは少し考え直してもいい気がする。

reflectionsが選ぶ 1994年BEST ALBUM

@小沢 健二
「LIFE」
A橘 いずみ
「こぼれおちるもの」
BHEAVEN
「快晴予報」

1994年アルバムセールスBEST 10

  1. DREAMS COME TRUE
    「MAGIC」
    258.4万枚
  2. 竹内まりや
    「Impressions」
    237.2万枚
  3. Mr.Children
    「Atomic Heart」
    176.5万枚
  4. B'z
    「The 7th Blues」
    163.0万枚
  5. ZARD
    「OH MY LOVE」
    161.9万枚
  6. trf
    「BILLONAIRE」
    142.3万枚
  7. 松任谷由実
    「U-miz」
    138.2万枚
  8. DEEN
    「DEEN」
    134.9万枚
  9. trf
    「WORLD GROOVE」
    88.2万枚
  10. UB40 etc.
    「NOW1」
    84.4万枚

1994年シングルセールスBEST 20

  1. Mr.Children
    「innocent world」
    181.3万枚
  2. 広瀬香美
    「ロマンスの神様」
    174.9万枚
  3. 篠原涼子with t.komuro
    「恋しさと せつなさと 心強さと」
    162.3万枚
  4. B'z
    「Don't Leave Me」
    144.4万枚
  5. 中島みゆき
    「空と君とのあいだに」
    141.6万枚
  6. 松任谷由実
    「Hello,my friend」
    135.7万枚
  7. trf
    「survival dAnce」
    135.4万枚
  8. 大黒摩季
    「あなただけ見つめてる」
    123.6万枚
  9. trf
    「Boy Meets Girl」
    122.2万枚
  10. WANDS
    「世界が終わるまでは…」
    122.1万枚
  11. 藤井フミヤ
    「TRUE LOVE」
    121.3万枚
  12. 福山雅治
    「IT'S ONLY LOVE」
    117.5万枚
  13. 藤谷美和子・大石義昭
    「愛が生まれた日」
    114.3万枚
  14. CHAGE & ASKA
    「HEART」
    114.3万枚
  15. Mr.Children
    「CROSS ROAD」
    113.2万枚
  16. 尾崎豊
    「OH MY LITTLE GIRL」
    107.8万枚
  17. 中山美穂
    「ただ泣きたくなるの」
    104.8万枚
  18. DEEN
    「瞳そらさないで」
    103.8万枚
  19. DREAMS COME TRUE
    「WINTER SONG」
    98.7万枚
  20. 大黒摩季
    「夏が来る」
    97.1万枚



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