1986年

1986年総評

昨年までのテレビメディアによる宣伝効果、およびコンサート集客数増加により ニューミュージックが採算の取れるものとなり、新人発掘が精力的となる。
そのため、コンテストを受賞し、デビューする新人が飛躍的に増加した。
ただし、現在の様に誰でもデビューできるというわけではなかったし、 すでにテレビのベスト10ヒットを飛ばしたアーティストは、「次のヒットを」という 要求にプレッシャーをかけつづけられることになり、作りたい作品が作れないという ジレンマを抱えることになる。
ここにおいて、テレビに出ないで自由に作りたい作品を作るアーティストと、 常にヒットを意識してお伺いを立てつつ作品を作るアーティストの二極分化が はっきりとあらわれたのである。

reflectionsが選ぶ 1986年BEST ALBUM

①山本 達彦
「TO BE」
①山下 達郎
「POCKET MUSIC」
③大沢 誉志幸
「LIFE」
④角松 敏生
「TOUCH & GO」
④杉 真理
「SABRINA」
④稲垣 潤一
「REALISTIC」
④松尾 清憲
「SIDE EFFECTS」

1986年アルバムセールスBEST 10

  1. 安全地帯
    「安全地帯Ⅳ」
    92.9万枚
  2. Kuwata Band
    「NIPPON NO ROCK BAND」
    76.4万枚
  3. レベッカ
    「REBECCA Ⅳ」
    76.2万枚
  4. 松任谷由実
    「DA・DI・DA」
    70.2万枚
  5. 松田聖子
    「SUPREME」
    69.1万枚
  6. 中森明菜
    「BEST」
    68.3万枚
  7. 渡辺美里
    「Lovin’you」
    61.3万枚
  8. 小林明子
    「FALL IN LOVE」
    59.8万枚
  9. 杉山清貴＆オメガトライブ
    「FIRST FINALE」
    54.5万枚
  10. 山下達郎
    「ポケット・ミュージック」
    54.1万枚

1986年シングルセールスBEST 20

  1. 石井明美
    「CHA-CHA-CHA」
    53.0万枚
  2. 中森明菜
    「DESIRE」
    51.6万枚
  3. 少年隊
    「仮面舞踏会」
    47.8万枚
  4. KUWATA BAND
    「BAN BAN BAN」
    45.1万枚
  5. 渡辺美里
    「My Revolution」
    44.2万枚
  6. 小林明子
    「恋におちて」
    40.6万枚
  7. 中森明菜
    「ジプシー・クイーン」
    35.8万枚
  8. KUWATA BAND
    「スキップ・ビート」
    35.5万枚
  9. チェッカーズ
    「OH! POPSTAR」
    35.4万枚
  10. 河合その子
    「青いスタスィオン」
    34.1万枚
  11. チェッカーズ
    「Song for U.S.A.」
    32.6万枚
  12. 荻野目洋子
    「ダンシング・ヒーロー」
    32.4万枚
  13. 新田恵理
    「冬のオペラグラス」
    32.0万枚
  14. 国生さゆり
    「バレンタイン・キッス」
    31.7万枚
  15. KUWATA BAND
    「MERRY X'MAS IN SUMMER」
    31.5万枚
  16. チューブ
    「シーズン・イン・ザ・サン」
    31.0万枚
  17. うしろゆびさされ組
    「バナナの涙」
    31.0万枚
  18. 1986 OMEGA TRIBE
    「君は1000%」
    29.3万枚
  19. 斎藤由貴
    「悲しみよこんにちは」
    28.9万枚
  20. 小林旭
    「熱き心に」
    28.7万枚



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